中国茶・花茶／百合花籠

工芸茶は毎年、完全にオーダーメイドをして、
お茶を販売させて頂いております。

これには理由がありまして、
原料、茶葉、花、すべてにおいて厳選した安全なものを、
一個一個ハンドメイドで作って頂いております。

最初の原料選びから、
私たちは試行錯誤を行ってきました。

その中で分かった事が、
選ぶ原料よって香りや味が変わってしまうということです。

そのため、茶葉の水分量、そして甘みを見て厳選する事により、
他にはない非常に価値の高い工芸茶を作ることに成功しました。
茶葉は、不発酵茶である緑茶を使用しております。
これは作り方を変えると白毫銀針と呼ばれる白茶になる茶葉を用い、
緑茶を作っています。

その茶葉を包んで一本一本針を通し、
花を配置しながら、きちんと縫い合わせていきます。
少しずつ形を作り、固く丸めて出来上がりです。
お湯を注いで頂くと、
茶葉が花のようにゆっくりと美しく開き、
外側にジャスミンの花、
中には赤いユリの花が入っているのが見えます。

そのため、ジャスミンのブーケみたいに見えるのが、
百合花籠の特徴になります。
この茶葉には、ジャスミンの花の香りを付けています。
このジャスミンの花の香りをつける事によって、
お湯を注いで飲んだ時に、
しっかりとしたジャスミンと、
百合の香りを感じて頂けると思います。

色々な花のバランスによって、
この茶葉の甘みが形成されています。
茶葉、ジャスミン、百合の三種類の味がミックスされています。
これも、花の数から茶葉の量まで、
しっかりと計算した上で作っております。

試行錯誤の結果、味と香りがそれぞれ強くなりすぎず、弱くなり過ぎない、
絶妙のバランスを作る事ができました。

しっかりとした百合の花の味わい、
飲み終わった後には、
ジャスミンの花の味と茶葉の甘みがふわっと、口の中に広がります。
これが百合花籠の特徴になります。

是非ガラスの器で淹れて頂きたく思います。
お湯を入れて、2分ほど待つと、花がゆっくりと開いてきます。
それを別の容器に移して頂き、
　 香りを楽しんだ後、少しずつ口に含んで味わいます。
とても優雅なアフタヌーンティーを演出してくれると思います。

非常に見栄えもよくて、
味もしっかりと美味しい工芸茶になりますので、
リラックスする時に是非お薦めのお茶です。